2020年3月16日
(更新日2020年07月02日)
トピックス

リベットとは/小さな部品のアイディアで世界を変えた話





みなさん、こんにちは。
技術、企画の西山です。
先日、このようなボブソンTwitterのツイートをしました。







リベット=鋲(びょう)を意味します。



リベットはジーンズのポケットの縁のよく使われていて


ジーンズに使われた起源はリーバイス社が1870年代に特許を取り
ゴールドラッシュ全盛期の炭鉱夫や農夫を支えました。


1800年代、ゴールドラッシュの資料写真 | ジーンズの歴史




https://commons.wikimedia.org/wiki/File:1850_Woman_and_Men_in_California_Gold_Rush.jpg

wikimediaより引用




ゴールドラッシュとは、1848年
アメリカのカリフォルニアで金鉱が発見され、一攫千金を夢みる人々が

世界中から殺到したアメリカンドリームのスタートです。


なんのためにあるのかと言いますと

破れやすい部分の補強。


ジーンズ | リベットのアップ画像




当時のジーンズは、重労働な作業も多く
ポケット部分がすぐ剥がれたり、破れてしまったそうで


当時の木こりの仕事も過酷な労働を強いられるものでした。


1900年頃のきこりの資料写真 | ジーンズ歴史資料

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Logging_Scene_Near_Bellingham,_WA.jpg

wikimediaより引用




その木こりの奥さんが旦那さんのために
『絶対に破れないズボン』を作ってほしい。と


仕立て屋≪ヤコブ・デイビス≫にお願いしたことで
リベットがジーンズに使用されるようになりました。


ヤコブ・デイビスはこのアイディアで、生産が追い付かなくなるぐらい
大繁盛。
しかし、しだいに

パクられはじめます。


仕立て屋のヤコブ・デイビスが特許出願の費用が捻出できなかったことから


取引があったリーバイと折半で特許を取り1873年5月に正式に特許として
認められるようになりました。


ボブソンジーンズ | bobson | 岡山デニム
|↑現在のジーンズ。リベットが打たれています。




リベットには、種類がいくつかあり
●打ち抜きタイプ
●打ち抜きではないタイプ
●隠しリベットタイプ

などがあります。




打ち抜きタイプ | リベットの写真 | ビンテージのジーンズによく用いられる。
↑打ち抜きタイプ




打ち抜きタイプはビンテージのジーンズによくみられるもので
リベットの中心から、打ちぬいたときに糸がちょっと出るのが特徴です。


これを好きなマニアのかたもいらっしゃいます。


ジーンズの打ち抜きリベットのアップ画像。糸がわずかにリベットから出ている。
↑打ち抜き型のリベットを打ったジーンズ。糸が出ています。




打ち抜きではないタイプが打ち抜きの荒々しいものを改良したもので
糸も出ずにスッキリした見え方です。


打ち抜きでないタイプのリベット
↑打ち抜きでないタイプのリベット




ジーンズのリベットアップ画像。打ち抜きでないタイプのブロンズ色のリベット。
↑仕上がりはこんな感じです




ジーンズのリベットアップ画像。打ち抜きでないタイプのシルバーリベット。
↑シルバーもあります。




最近のキレイ目ジーンズの流行からか、シルバーのリベットジーンズも増えまた。


隠しリベットタイプはバックポケットに使われているもので

馬の鞍を傷つけないようにするために考案されたものです。


隠しリベットの写真。
↑隠しリベット




ジーンズのバックポケットの裏側。隠しリベットが打ち込まれているのが見える。
↑裏側からみたところです。




バックポケットの表面。隠しリベットが表には見えない様子。
↑表から見た隠しリベット




隠しリベットは表から見えませんが、ポケットの内側にしっかり打ち込まれて補強されていることがわかりますね。


個人的には、私はビンテージも履いていたこともありましたが
現在はファッションジーンズが多く、打ち抜きのリベットは


何かに引っかかったり、肌にあたって痛いので打ち抜きなしの
ジーンズを好んでいます。





-リベットから世界を変えたアイディアの考察―






もともとは蒸気機関車や、馬の鞍に使われていたリベット。

服と工業と、結びつきを考えるのはその当時のアイディアとしては
かなり斬新だったに違いありません。




蒸気機関車などに鋲(リベット)が使われている様子の資料写真。




カウボーイが馬に乗っている様子。馬の鞍などに鋲(リベット)が使われている。




経験としてあるのが、今の常識と
別のところからの常識を取り入れ
パイオニアになるのが成功のひとつの手段かと思います。




ジーンズで新品の状態からシワ加工が入っているのを見たことは
ありませんか。


形状記憶加工が入ったジーンズのアップ写真。立体的になっており、陰影がかっこいい。




現在では当たり前に市場にありますが、これを開発したときは
薄手シャツの形状記憶に使われるのが常識の加工でした。


シャツの写真。





うまく薬品配合しないと生地の耐久性を著しく下げてしまうのが
この形状記憶加工の特徴で




肉厚であるデニムに使用するのは、シャツの薬品配合では弱く
薬品の含有量を上げなくてはいけなくて生地の劣化との闘いでした。



薬品調合のイメージ写真




ベストな配合が見つかり、当時かなり画期的で市場に
少しづつ浸透していきました。




このときは今までのジーンズの常識には無いものをシャツの常識から
持ってきたことで新たな常識が生まれました。


一例ではありますが、このようにしてボブソンで新しい技術開発を
行っています。




これからの考察で
5Gになってきていますので、このインターネットの常識を
ファッションにどうやって取り入れ常識化ていくのかが課題ですね。

いわゆるIOT化というものですね。




そのスタートとしてBEAMSさんとコラボした
『電気を身にまとう』炭素繊維を織り込んで発熱させるスマートウェア


【温まる服:クロスヒートボブソン】
最先端のファッションだと思います。


BEAMSとボブソンのダブルネーム、『クロスヒート』を用いたパーカー。発熱する温まる服。




BEAMSとボブソンのダブルネーム『クロスヒート』を用いたパーカーのスイッチ部分の写真。自己発熱して温まる。




粗悪品がたくさんありますが、こだわったのは
開発者との連携のカスタマーセンター。


電気を身にまとうのも、まだ浸透しきれていないので
10年以上バックデータがあるリブレさんと連係しました。

これもリベットとジーンズと同じような発想で
電気+ジーンズの発想です。

スマートウェア第一弾『クロスヒート』記事


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周りを見渡すと思いがけないものが

ヒントになって新しい常識を生み出すきっかけになるかもしれませんね。





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