【草なぎ剛さんyoutube補足解説!ジーンズのお手入れやり方:バイブル的完全保存版 ウオッシュジーンズ編】

ジーンズのお手入れのすべてがわかる後編スタートです!

女性がジーンズをはいた写真。



2、ウォッシュ加工がかかっているジーンズのお手入れ





↑前回ブログ




みなさん、こんにちは。技術、企画の西山です。




前編では、草なぎ剛さんのyoutubeからの洗わず育てるというジーンズを

『なぜジーンズを洗わないのか?』を徹底解説しました。

 

儀式のような生からの育てるジーンズの初期お手入れ。

ジーンズメーカーでありますので、なぜなのかを解説するのに




ジーンズ愛を持たれているかたもいらっしゃいますので

デニムの特性から長々と解説せざるを得ませんでした。




愛:藍:I:会い

一期一会でございます。ありがとうございます。

 

 




ウォッシュ加工が入っているジーンズケアは比較的簡単。


最初から縮んでいるために、サイズリスクが少ないです。




【長持ちさせるための注意点】




●裏返しで洗う


●洗濯するとき漂白剤入りの洗剤は使わない


●陰干し


●干すとき二つ折りか平置き


●ヘビーローテーションをさける


●紫外線を避ける




実はジーンズは製品ができたばかりは裏返しの状態です。

それを、ひっくり返して表にしたものを

みなさん履いております。


すなわち、新品に近い状態を保つには、裏返しが一番

型崩れしにくい状態ということです。

摩耗も同時に防ぎますので裏で洗うのがいいでしょう。

 

漂白剤入りの洗剤は、色が意図せず薄くなってしまいますので、よほどのことがない限り使わない方が無難です。




色のことを考えたら摩擦でインディゴが脱落しないほうがいいので

ネットに入れてジーンズを守りつつ、なるべく低速のモードで洗いましょう。


小さいネットでぎちぎちに入れないようにちょっと余裕がある

ネットにしましょう。



洗濯においては手洗いが一番ダメージは少ないです 。




 

ドライクリーニングは、ジーンズの加工や状況にによって

クリーニング溶剤が反応する恐れがあるのでオススメしません。




 

陰干しする意味とは、紫外線を避けることと同じで、インディゴは自己分解していく染料で特に紫外線にあたることで、その速度は早くなります。




ウォッシュ加工がかかっているということは、ある程度色が落ちていると考えられますので、インディゴの残留率は色が薄ければ薄いほど少ないです。




特に紫外線の変色は、色が薄ければ薄いほど気をつけなくてはいけません。

ブリーチで脱色したものは特に色焼けしやすいです。




日焼けするのを踏まえ、これはかなり重要なんですが

畳んだまま長時間、放置してますと

たとえ蛍光灯でも日焼けします。



絶望的なのは、デニムは空気に触れていてても酸化変色することです。

定期的にたたみ方を変えたほうがいいでしょう。



一番いいのは、手間ですが裏返しで保管することです。

 




インディゴのことを考えると、日光に長時間当たりやすい天日で干すのはオススメしません。




干し方についてですが、

気にしないかたは大丈夫なのですが、私はクリップで摘むタイプのズボンハンガーで干しません。




洗濯後干されたジーンズ。



クリップの形がジーンズに着くのが嫌なのと、意外と型くずれの原因になるので。



上着用のハンガーに二つ折りで干します。




水に濡れて重くなったテンションが、ウエスト部分に集中しますので、それを分散させてやるほうが形が長持ちします。



テンションの分散という意味では、

究極、網か何かの上で平置きが1番いいとは思います。スペースめっちゃとるけど。




余談のTシャツやシャツなど上物のケア

余談ですが、私はTシャツやシャツ、パーカーなど上物も

ハンガーに二つ折りで干します。

濡れたときの全テンションがハンガー両先にかかり伸び、そのまま固まり、、、




肩にツノみたいな突起が出現します。もう、これはAKANです。個人的に許せないです。




ハンガーに干されたシャツ。



服への冒瀆と思います。

私はワンピースのフランキーみたいに肩が隆起してません。




洗濯を重ねた服がこの干しかたをしていると、次第にフランキーTシャツになってしまいます。




お気に入りの服を長く大事に着て欲しい。SDGsにも繋がります。

是非お気をつけ下さい。




ヘビーローテーションをさけるのは、どうしても服や物体には寿命がありまして、物理的な理由や経年変化で繊維は崩壊していきます。




綿というのは天然の綿わたから生み出された天然繊維であるし、

ポリエステルやポリウレタンが入っていたとしても、分子的に安定していない限り、腐ったり崩壊したりしていきます。




天然ものは土に還りますし、プラスチックだって劣化します。それと同時に


ジーンズを人間が履くという行為は物理的にジーンズに大きなテンションがかかります。




公園でジーンズを履いてジャンプする人。



これを純粋に回数を減らすようにすれば、テンションがかからず長持ちするという、極めて原始的な理由です。




洗濯も何千回と洗濯槽の中で揉まれ、擦れるので

実は過酷な環境です。




その洗濯の回数も純粋に減らすことができます。摩耗を防ぐために裏でネットに入れての洗濯はオススメです。




お気に入りのジーンズだから毎日履くのではなく、逆にローテーションで長持ちさせて



大事にずっと履いてあげましょう。




人生で何年一緒にいれるか。服はあなたの身体の一部であり、表現です。自分を愛してあげましょう。




マグカップを持って立つジーンズを履いた女性。



ちなみに私は

ジーンズ5本ほどを持っていて




夏場は履くたびにガシガシ洗います。


冬場など、汗をそこまでかかないのであれば

一回着たら、陰干ししてもう1日履きます。


それをローテーションさせます。




 

ファブリーズは??という人がいると思いますが僕は薬品を扱っているからか、けっこう敏感に捉えてて


生地の上に、汗などの老廃物やファブリーズの分子が剥離せずにいるのは間違いないので




洗濯などで水分子にしっかり物理的に絡めとってもらい、すっきり剥離させたい派です。




銀イオンとか細菌を分解する系なら無くもないですが、僕はそこに因子が少ないほうが安心です。



銀イオンだけ入っているわけではないですので。

入っていそうなもの、、、例えば、フィックス剤(定着させるもの)や防腐剤、着色剤、精製するときに使うものであるとか。。。




何が身体に反応するかわかりませんから。薬品過敏症やアレルギーなんかの原因になり得るかもしれません。そこまで、わかりませんし、敏感すぎるかもしれないです。



何が正解かは、あなた次第です。






長くお話しさせていただきましたが

ファッションは楽しむのが1番!




何に付加価値や楽しさを感じるのは

自分次第です。



しっかりお気に入りのジーンズをケアして、ファッションを楽しんで行きましょう!




公園でボブソンのジーンズを履いてたたずむ女性。モデル着衣写真。

ウオッシュジーンズでありながら

身体に馴染み育てられるボブソンジーンズはこちら。

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http://www.bobson.jp/

ボブソンジーンズを履いて立つ男性。モデル着衣写真。

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