社長インタビュー【BOBSONの名前の由来】

◆BOBSONの名前の由来は?


ボブシー兄弟というアメリカの児童文学が由来だという創業者本人の言葉が雑誌に残っています。

アメリカにあった児童文学の主人公の愛称「ボブ」にちなんでつけられたそうです。


当時「山尾被服工業」として創業し、その後ジーンズを手掛けていくようになりますが、BOBSONはその頃に生み出されたブランドです。

その当時、アメリカに「双子のボブシー兄弟」という人気の児童文学があったそうです。


BOBSON
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当時ベトナム戦争真っ只中だったのですが、その物語が愛国心を養うための児童文学だという意図があると聞いて、創業者の尾崎利春は「それならば岡山にもある」と思ったそうです。

「桃太郎伝説だ」と。


その童話をヒントとして、主人公の「Bobbsey」の愛称である「BOB」に、自身子宝に恵まれなかったので、「自分の子供の様に愛したい、育てていきたい」という思いで息子の意味である「SON」を付けたのだということです。


BOBSON




◆企業理念を教えてください。




Good Life with Bobson




1. 協業をもって、常に創造者であり、先駆者であること。

2. 自主独立であること。

3. 自由と平等の精神によって、善き生き方を追求すること。


企業理念は、どれも「弊社と弊社に係わる方々とともに、こうあり続けたい」という内容であり、また、会社が永続できるには何が必要なのかという内容でもあります。BOBSONの5代目の経営者として私自身が経営を行う上で一番結びつく言葉です。


大企業から中小企業まで全国に沢山ありますが、どんな企業も「売る側と買う側」「働く側と働いてもらう側」において、お互いがビジネスにおいてwin-winになることをしていくことが大事です。


また、相手より、こちら側がより多く与えることがさらに大事と考えています。相手より、少しでも多く取ることばかり考えるような、自分本位なビジネススタイルは、悲しいことです。


ビジネスを通して、人間として成長できることが大事であり、利の取り合いだけに終始して、人間性をすり減らすようなことでは、善なる生き方にならないと思います。


この「お互いがwin-winになること」そのものが、「協業していくこと」だと思っています。


一人でできることは限られています。


色んな方々と事業をやっていくと時間はかかりますが、池に落とした一つの水滴がやがて波紋の様に広がって、いつか必ず大きなうねりになっていく。


ですから、多くの人と協力することが経営では大切だと考えています。すべてを単にお金に換算することなく、無形な形でも互いに利用しながら、成長していくことです。


そのためには、互いに利用価値のあることが不可欠であり、その為には、常に自己投資・研鑽を行っていくことは必須だと考えます。


BOBSON
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一方で、多くの方々と協業する中でも、企業人として自己を確立していないと不安定な企業になってしまいます。


自己を理解する為にも、協業の中でも「自己投資により常に創造者であり、先駆者であること」を企業自身に求めてきました。


そして、企業として「どんなことがあってもやっていくんだ」という信念は絶対に必要だと思っています。


相手にもたれかかっていては共存共栄を成り立たちません。


それが二つ目の理念にもある「自主独立であること」に当てはまると考えています。


企業として、中核事業というアンカーを持たない状況で、柔軟性を持たせますと単に周りに流される危険な状況になることがあります。


今は、歴史的転換点であり、これから創造できない未来がやってくるはずですので、常に努力していかないと周りに流されてしまう時代です。


個人の能力が問われる今の様な時代だからこそ、普段からの勉強が大切だと感じています。


時代や場面によっていろんな常識が変わっていくのを最近改めて目の当たりにしました。


その中でも流されないように日々行う「楽しく行える自助努力」こそが三つ目の信念である「自由と平等の精神によって、善き生き方を追求すること」につながると考えています。


BOBSON
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◆今後の展望や目標は?




BOBSONは時代時代に応じて変化していきます。

変化は、失敗の積み重ねによってしかできないと考えます。「何回失敗しても、最後に1回成功すれば良いんだ」と思っています。


過去に山のような失敗をしてきており、今後も沢山の失敗をしていくと思いますが、失敗することで、経験を積み重ねることができれば、会社は確実に成長させていけると思っています。


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