プロ卓球選手【森薗政崇】×【ボブソンホールディングス社長】 尾崎 博志対談

 

 

プロ卓球選手
森薗 政崇
×
ボブソンホールディングス社長
尾崎 博志

 

 

監督兼選手への挑戦

 

 

尾崎社長
最近はうちの卓球大会も規模が大きくなってきて、キッチンカーを呼んだり、今度はカタログを配ったりと、いろいろ試しています。この前は牛丼もたくさんご注文いただきました。(笑)
森薗
ある意味それが楽しみですよね。今度僕も焼きそばを卓球大会で焼いてみましょうか。(笑)

尾崎社長
試合以外のところで「楽しみ」があると、選手も観客も集まりやすくなる。やがては300人くらい集まる大会にしたいなと考えていて、秋には2日間にわたる大きな大会を予定しています。そこまで盛り上げられたら、さらに外部のメーカーさんとの連携もしやすくなると思っています。

森薗
協会がやってない大会で300人くらいあつまる大会はない気がします。
幅広い世代の方が集まる大会も珍しいですよね。


4月から新任監督に選手×育成の二刀流

尾崎社長
森薗さんは4月から日本代表高校生以下の監督を務めるそうですね。元々選手として活躍されていますけど、今度はいよいよ育成にも本格的に関わると伺いました。


森薗
僕は4歳から卓球を始めて、いまちょうど30歳になりました。その長い卓球人生のキャリアの中でも非常に大きな決断ではありました。

当然これからも選手としてもっと自分でできることはやっていきたいのですが、より卓球界をよくするため、卓球界にいる人たちが満足するためには、どうしたらよいかをずーっと考えた結果「若い人たちの強化の現場へ踏み込もう」と決断しました。

究極の目標は、やっぱり日本からオリンピックで金メダルを取れる選手を輩出すること。自分の手で。それに少しでも近づきたいと思っています。


尾崎社長
まさに大きな挑戦ですね。選手としての活動も並行するんですか?


森薗
そうですね。選手は選手で続けられる範囲で頑張ります。

ただ、新年度からは若い選手たちの指導が優先になるので、自分が今まで培ってきた経験を少しでも還元できれば、と考えています。


でも面白いもので、自分は去年、これまでで一番良い成績を出しましたが、人の指導をするようになったことが影響していると思っています。

指導を行っていると、当然自分の練習時間が減るので、普段の練習をより集中するようにしたり、あとは指導を通じて自分たちの普段の練習や試合に参加していることが、如何に多くの方に支えられていることを改めて実感しました。

そういった人たちにもっと応えなくては、という想いからより力を込めて卓球をやれるようになりました。

 

ウェアで変わるメンタル侍の帯締めとスーツの話

尾崎社長
選手権監督、それから経営者という一面もある森薗さんですが、普段はどんな生活をされてるのか、皆さん興味はあるかと思います。

オフタイムのときに、どういう風に疲労回復やリラックスして日常生活の健康生活を維持されてる?

森薗
これはまじめな話、結構身に着けるもので体調変わると思っています。
たとえば式典とかで一日中スーツを着ていると、やっぱり疲れるし、帰って脱いだときの解放感がすごいじゃないですか。
僕の場合はリラックス重視でダボッとした服を着ることが多いです。

足と左腕だけ卓球のおかげで異様に太いので、自分の身体にフィットするものを着ちゃうとそこだけ辛くなってしまうので、オフの日はダボっとした服装のまま、好きなことをやっています。
実際オフの日があんまりないんですよ。

だいたい毎日ボールを打つか、トレーニングを行う。でもお酒とゴルフも好きなので、だいたいオフの日があればそういうことをやっていると思います。

尾崎社長
ただ、何もしない時間も結構大事かなとは思うね。日本人の性格として、常に何かをしとかなきゃなと思う性格ではあるのかもしれないけど、たまには頭を無にする時間も大事かな。

ゼロにしたときに、違う角度のからの視点が生まれるかもしれないし、まるっきり違う分野の本から学ぶこともあるからね。
森薗
あんまりそういう意識はなかったですね。常に休みの日も何かしなきゃって思ってたところはあります。

疲労を取るためにマッサージいかなきゃ、とか。何かそういうぼーっとする時間があってもよいのかもしれませんね。

 

※トレーニングで鍛えた森薗さんの太もも周りはなんと60㎝!確かにスーツは窮屈ですね。

尾崎社長
そうそう。ぼーっと空を眺めるだけでも良いし。今日は雲が多いな~とか、この青い空をいつ地球が回ってちっぽけな存在だな~とか思ったり。
そういえば、この前「葉隠」という本を読んでいたんだけど。
昔の侍の時代なんかは、帯をキュッと締めてメンタルを整える、という話もあります。


武士のように、しっかりした服装を着て、自分に緊張感を持たせる、という考えは良いと思います。
服で自分を奮い立たせることもできますよね。侍が帯で気合を入れるように。

たとえば森薗さんが試合会場でビシッとした特注スーツを着ていたら、かっこいいよ。サッカー選手みたいに。
自分を鼓舞する効果もあるかもしれない。

森薗
わかります。卓球の世界でも、もっと奇抜な髪型やウェアでアピールしようよ、なんて話は結構出てるんです。

どうせ見られるなら、格好いいほうがいいだろうと。特に今度は「監督兼選手」みたいな立場にもなるんで、いつかビシッとスーツをオーダーメイドで作ってみたいなって憧れもありますね。

 

尾崎社長
チームごとに揃えて作れば、それだけで大会会場で目立てるし、「あのチーム、なんかすごいこだわってる!」って周りに印象を与えられよね。
見られる競技だからこそ、ファッション性も大事になってくる。
今ダンス競技やスノボー選手とかも結構みんなファッショナブルな格好してるもんね。

 

ボブソン新商品の手応えスポーツと日常をつなぐ一枚

 

尾崎社長
さて、そんな服装の話が出たところで、今回ボブソンから新しく出したウェア、210ジーンズをご覧いただいたと思うんですが、率直にどんな印象でしたか?


森薗
見た目はジーンズなのに、でも実際にはスポーツウェアのような不思議な生地。
ジャージとしても最高ですよね。これを着て皇居を走ってる人がいそう。笑


尾崎社長
ジーンズに見えるから、どんな服にもあわせやすいのはあると思うね。


森薗
街でも履けるし、運動しても動きやすいし、マルチに使えそう。
家でもゆったりしながら使えて、そのまま買い物とかにも行けそうですよね。

僕はゴルフやお酒を飲む飲み会が好きだから、そういうシーンでも使えると思います。
普通の卓球ジャージにはないデザインだから、会場で着ていたら「何だあれ?」って注目されそうですよ。


今の卓球ウェアって、どこも似たような形ですからね。そこに「デニム調」とか「ニット調」の要素が入ると、単純に新鮮で目立ちますし、選手としても気分が上がる。

あと「どうしても既製のウェアじゃ合わない」という人にはオーダーメイド感覚で作るのもありかも。

 

“今日用”シニア層が元気になる秘訣

 


尾崎社長
うちの大会にはシニア世代の方も多いので、森薗さんのようなトップ選手が来ると、皆さんすごく楽しみにしてくれますよ。

特にシニア層には、卓球を通じた「生きがい」が大きいと思うんです。普段どういったことを意識していると、日々生き生きと過ごせると思いますか?


森薗
1番は人と話すことだなって思っています。
人と話して、それでコミュニティが広がるのが一番だと思っています。
いま卓球大会で全国で1万大会くらいあると言われています。めちゃめちゃあるんですけど、非常に人と繋がりやすいスポーツかなって思います。


実際、車で夫婦二人で全国まわる方とか、年間200大会くらい出ちゃうような人もいて、そういう楽しみ方ができるのが卓球の良さだと思います。


森薗
実際、僕の父も週に二回は試合に出たり、夜も練習行ったりしてて、もしかしたら現役の僕より卓球してるかもしれない(笑)。

でも、それだけ飽きずに続けられるスポーツって他にそんなにないと思うんですよ。

あと、僕がよく話すのは老後には教養が大事って言われるんですけど、その教養とは「今日用事がある」っていう意味なんですよね。

一番よくないのは用事がなくて、家にずっといることなんですけど、要は何でもいいから「週末にこの大会に行くぞ」って決めて外に出るだけで、気持ちも身体も元気になれる。

僕自身、選手としても指導者としても挑戦の連続になりますが、「いかに卓球を楽しみながら強くするか」を追求していきたいですね。

そこでボブソンの新商品がさらに面白さを後押ししてくれたら最高です。ボブソンさんとは今回で契約して8期目になります。

一番競技者として盛り上がっていく時期に一緒に走らせてもらってとても思い入れが深いです。

是非一緒にこれからも走らせてください。

尾崎社長
ありがとうございます。今まで通り森薗さんの活躍をお応援していますし、ボブソンとしても「GOOD LIFE」を実現するために、もっと挑戦していきたいと思います。一緒に駆け抜けましょう。


今日は貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。