質・量において国内最高の卓球用品専門店「国際卓球」において、業界初のこだわりを詰め込んだBOBSONオリジナルラケットケースを発売中!
BOBSONでないと作ることができなかったラケットケースの魅力、製作におけるコンセプトや製作中のエピソードを、株式会社ボブソンピーチフォート尾崎博志社長にうかがいました。
①国際卓球さんとBOBSONのコラボでオリジナルラケットケースの販売が始まりましたね。こちらの商品の魅力とコンセプトを教えて下さい。
一言でいうと「味のある入魂一品」を作りました。
実は、このラケットケースは、弊社のセルビッチジーンズの生地と同じ生地を使用しているんです。
国際卓球の担当者さんと打ち合わせをする際にも、とにかく「こだわる」と決めました。
BOBSONは歴史に培われた商品づくりを心がけていますが、国際卓球さんに出品させていただく際にどうしても既存製品ラインと比べ高級ラインになるため「セルビッチジーンズ用の生地ではなく、通常の生地もありますが、どうしますか?」とお尋ねしました。
すると国際卓球の担当者さんから、「次から次へと出てくる海外製の大量生産品に大差無いものを作るよりも、長く使用することで味が出る日本製にとことんこだわりましょう!
現在、そういった商品が少ないですから、セルビッチジーンズと同じ生地でのラケットケースを作りましょう!」という前向きな反応をいただきました。
もちろん、生地だけではなく細かいディテールにもこだわっており、純銅のリベットを使用しビンテージ仕様の打ち抜きにしたり、プラステックファスナーでなく、ジーンズ用ファスナーに使用されるハード感のある真鍮製のYKKファスナーを使用しています。
縫製も、ジーンズで多用される太糸で縫い目を大きくしております。
一つ一つのラケットケースをジーンズ工程と同じように丁寧に手作りで加工しているため、縫製や洗い・こすり加工等どこをとっても全て一品一品が魅力のある品に仕上げました。
「ジーンズメーカーというBOBSONらしさ」や「専門店の頂点にある国際卓球さんらしさ」のタッグにより、新しいこだわりを創造するにはどうすればいいのか?
この為、両社で打合せを半年以上繰り返しながら、多くのサンプルを作成することになりました。
その結果、この「一品のラケットケース」が生まれました。
②国際卓球さんのサイトを拝見し、卓球用品(ウェアやケース等)はリーズナブルなものが多い中で貴社の商品は高級なラインだと感じました。今回の商品が生み出された考え方を教えて下さい。
近年、卓球業界は、他の業界と比べ過当競争化していると感じています。また、他業界では、SDGsを指標とする動きが進んでいる中において、業界もどのように対応していくかの段階と考えます。
卓球用品が安く購入できることは、良いことであることを否定しませんが、それが長期的に持続可能な業界とECO社会の一員としての愛好者に利益をもたらすかを主題とした議論が必要なのではないでしょうか?
多くの卓球愛好者が安価な商品を購入することで、競技に参加しやすくなることは必要だと思っています。
一方で、今後も長く卓球を続けていかれる「卓球愛好家」の方々には、デニムという自然素材のジーンズのように、経年劣化がその味となり、愛着をもつことができる価値あるものを提供できたらと考えました。
化学素材の海外製品が多い中、高価だが日本の技術で作られたもの、日本人の心のこもったものを使うことで、卓球愛好家の皆様の卓球ライフをより大切なものにしていただけたらと思います。
今回のラケットケースは、メーカーの日本の自社工場で作成することで、製造背景と手法と素材において、完全に既存商品とは差別化されています。
「一品のデニムラケットケース」を作ることができる会社自体が、BOBSONの他にはないのではないかと考えています。
③このラケットケースは、どんな方に、どの様に使ってほしいですか?
一言でいえば、デニム好きな方である「卓球愛好家」の方に長く使っていただきたいです。
良いデニムは、長く使用することで経年劣化による味が出てくるように、競技という枠を超えて、多くの友人や競技者の方々ともに卓球を愛好してきた味のある方が使用しただければ、作り手としては、本望です。
卓球が生活に与えてくれる恩恵、趣味を楽しむ喜び、そこに目がいくのは、卓球にある種の感謝の念を感じられる方だと思います。そういった方々が10年、20年と長きにわたって使って下されば嬉しいです。