【岡山デニムと他のデニムの違いを職人が一言で解説する】

岡山デニムは何が違う?


ボブソン技術担当の西山です。

一般のかたとお話しするときに、よくこの質問がでます。

「岡山デニムと普通のデニムの違いは?」


通常であれば一言で高品質です。ハイブランドにも使われてます。ってニュースで言われたりして終わりで実際なにが違うの?ってなりますよね。


高品質であることはなんとなくのみなさん周知されている事実ですが、岡山以外にも世界中にデニムはあるので、岡山デニムの凄さを

少し視点を変えて言わせてもらうと


『世界でも【最高純度にアップデート】された有数のデニム産業の集積地』であることが最大の凄さだと思います。



アップデートというのがすごく重要です。

確かに岡山デニムは高品質です。


糸の品質も高く肌触りも良く、長持ちします。

高品質なデニムが何千種類も集積しているのでそれだけでも

凄いことですが


世界中から集まる情報を揉み込み、新たな技術と人材育成を各社が挑戦し続けていることが最大の凄さではないかと思います。

すなわちアップデートし続けることで新しいモノ、コトが常に生まれ続ける場所であり

情報や製品の純度が非常に高まっている地域だと

私は思います。

 



携帯業界に例えると


携帯で例えると分かりやすい。

定期的にスマホはアップデートしている。



時代の情報や流行り、バグなどの需要にあわせて常に情報を集積しています。

スマートフォンそのものは、全世界にありますが

我々は日本にいて、常に新商品、新しいiOSにアップデートできています。

他の国だとどうでしょう。


先進国であるならそうですが例えば遊牧や農耕が主とする

発展途上国では当然情報は遅れてきます。



デニム関して言うなら新技術開発やトレンドにおいては岡山はかなり先進的であり都心部のほうが遅れていることもあるのです。

繊維も時代に合わせて形態は変わります。

日本の携帯会社がガラケー新商品として発売したらマズいですよね。

スマホ業界も常に競い合い、技術革新している。


同じことが繊維業界の岡山という地域で行われているのです。

それが世界中からアパレル関係者やジーンズファンが岡山に足を運ばせる最大の要因だと思います。


デニムが高品質なことを歴史から紐解く


出典:一般社団法人 農業農村整備情報総合センターホームページ『水土 の礎』


デニム生地が高品質なことを歴史から紐解くと

岡山という地域では

江戸時代、埋め立てられた土壌に含まれる塩分に悩まされ、塩害に強い綿花を栽培したことがはじまりで


付加価値をつけるべく糸にし、足袋をつくり、真田紐をつくりそれらの土台から昭和に入り学生服、そしてジーンズと発展を遂げたわけです。


古くから江戸時代からの地域的な流れも組み

細かくあげれば何百もの繊維に関わる会社が網羅します。

ボタンを打つだけの特殊屋さんという仕事が何十年も続けて成り立つのも、この地域ならではではないでしょうか。

 


各社ごとに強みも違う



その歴史からの流れもあり会社ごとに強みは違いますし、各社が

常に高純度な情報、人材やモノと技術を追い求めています。

生地だけで言えば生地屋さんだけではなく繊維に関わる全ての会社が生地を扱います。



OEM会社(メーカーから依頼を受けた受諾製造会社)や縫製会社、加工工場など会社が網羅していて

ここに世界中の情報が日々、情報を網羅しているのです。


・何が売れたのか

・何が流行っているのか

・何がイケてるのか


これを常日頃、各会社が追い求めています。

ここで連携している生地屋さんを何件かあげるなら


●ウールデニムで世界的なテキスタイル展示会で表彰されたSHOWAさん

株式会社ショーワ|SHOWA Co.,Ltd.

http://www.showatex.co.jp/


●100年以上の歴史がある

篠原テキスタイルさん

https://www.shinotex.jp/

篠原テキスタイル株式会社 | 広島県福山市 デニム生地製造


生地だけでも上記のような、歴史ある会社がひしめいています。


連携する会社すべてに言えるのですが、常に努力し続けているため感度が高い。


このようにボブソンが連携する協力会社は100件以上に及びます。

その会社、その会社の強みも違うので

その特性を把握し高純度な特性をさらに揉み込み

コンセプトに合わせて服をつくるのです。


いいデニムとは


デニムと言っても様々で、薄手のものから厚手のもの。糸の太さから、打ち込み(密度)が緩いもの、ぎっしり詰まっているものと多数あり、

時代やコンセプトによってデニムの形態もかわります。

例えば、細身のジーンズにストレッチが全くはいってなければ正座なんかするとき足が痺れてしまいますし、ストレッチが入っていればいいのかというと、よく伸びるが粗悪でお粗末なストレッチは伸びると伸びっぱなしで半年も使えばヒザがのびてカッコ悪いです。


何をもって高品質と言えるのか。


ジーンズに長年携わるものとして言うと、経年変化してもカッコいい、人生に寄り添って楽しめるものであるというのが絶対条件なのではないでしょうか。



かつてジーンズの概念は「一着買ったら一生もの」

はじめて日本で作られた最初のモデルのジーンズをもたれているかたが言った言葉です。


アメリカのゴールドラッシュ時代。

炭鉱で働く人たちから丈夫さを望まれ生まれたジーンズはずっと履き続けることができました。



ボブソンが今回、作ったプレミアムジーンズ

50年時代を見てきたボブソンは

その岡山デニムの随とも言える技術を用いて作っています。


シルキーなタッチ、適度なストレッチ、ストレッチも伸びにくく、生地のトロみ、厚み、糸のムラ感、高級感、ツヤ感、、、すべてにこだわり抜きました。


そして、なんと言っても


経年変化も楽しめる。流行に左右されない。時代と共に歩んでいける。これを着てたらずっとカッコいい、なんでも合わせやすい。

究極ともいえるバランスで作りました。

是非、オンラインショップのサイトもご覧ください。


↓↓↓

http://www.bobson.jp/fs/bobson/jeans/BET-01

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